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IASBが、比較可能な利益小計を要求し「非GAAP」指標の透明性を高めることを提案(2020年2月6日 企業会計基準委員会)

国際会計基準審議会(当審議会)は本日、情報が財務諸表において伝達される方法の改善案を、財務業績に焦点を当てて、提案しました。投資家の要望に対応して、この提案は、純損益計算書における比較可能性のより高い情報と、経営者の定義した業績指標(「非GAAP」)の報告に対する規律と透明性をより高めたアプローチを要求することになります。

当審議会は、これらの提案を基本財務諸表プロジェクト及びより幅広い「財務報告におけるコミュニケーションの改善」に関する作業の一環として開発しました。この提案は3つの主要なトピックを扱っています。

純損益計算書における新たな小計

企業は「営業利益」を含む3つの新たな利益小計の提供を要求されます。営業利益は企業によって一般的に報告されているが、現在はIFRS基準で定義されておらず、企業間での意味のある比較が困難になっています。新たな小計は、より適切な構造を情報に与え、投資家が企業を比較できるようになります。

「非GAAP」の透明性

企業は経営者業績指標(収益及び費用の小計のうちIFRS基準で定められていないもの)の開示を財務諸表の単一の注記において要求されます。この注記において、企業は、当該指標が有用な情報を提供するという理由と当該指標の計算方法を説明し、IFRS基準で定めている最も比較可能な利益小計との調整表を示すことを要求されます。これらの要求事項は、非GAAP指標の使用に対して大いに必要とされていた透明性と規律を加えることになり、投資家が自らの分析を行うために必要な情報を見つけることが容易になります。

情報の分解の改善

投資家が、企業の報告した情報を解きほぐすことが困難と感じる場合があります。項目が不十分な名称や説明で一括されている場合があるためです。したがって、審議会は、企業が情報を投資家にとって最も有用な方法で分解することに役立つ新たなガイダンスを提案しました。企業は営業費用のより良い分析を提供すること、及び、当審議会の「通例でない(unusual)」の定義を用いて、通例でない収益又は費用を識別して注記において説明することも要求されます。これらの要求事項は、投資家が企業の利益を分析し将来のキャッシュ・フローを予測する助けとなるとされています。

この提案は、すべての企業について目的適合性のある一般的な表示及び開示の要求事項を示す新たなIFRS基準となり、IAS第1号「財務諸表の表示」を置き換えるものとなります。当審議会は、いくつかの他のIFRS基準の修正も提案しています。

 

「全般的な表示及び開示(General Presentation and Disclosures)」の公開草案、結論の根拠及び設例は、コメントレターのページで見ることができます。当審議会は2020年6月30日まで利害関係者のコメントを求めています。

(企業会計基準委員会 ホームページ

 https://www.asb.or.jp/jp/ifrs/press_release/y2019/2019-1217.html 

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