のれんの会計処理に関するテーマ提案への対応状況 (2025年07月25日 財務会計基準機構)

 2025年7月11日に開催された第54回企業会計基準諮問会議において、公益社団法人経済同友会ほか11団体、スタートアップ有志35社及び企業経営者有志138名から「のれんの非償却の導入及びのれん償却費計上区分の変更」に関するテーマ提案がなされました。

 第551回企業会計基準委員会(2025年7月24日開催)において、企業会計基準諮問会議よりのれん非償却の導入及びのれんの償却費計上区分の変更(以下「本テーマ」。)の提案に関して、本提案により会計基準として改善が見込まれるかどうかについて企業会計基準委員会(ASBJ)に対して意見聴取の依頼がなされました。

 この依頼を受け、ASBJは、本テーマの提案により会計基準として改善が見込まれるかどうかについて、関係者から意見聴取を実施することになりました。

 意見聴取は、ASBJにおける通常の審議と異なり、ASBJ及び委員が本テーマに関して判断や評価を行うものではなく、関係者からの意見聴取の結果を企業会計基準諮問会議に報告することを目的として実施するものです。このため、意見聴取は公聴会という形式で実施し、通常の審議を行うASBJの会議とは明確に区別して行われるとのことです。

(財務会計基準機構 ホームページ
https://www.fasf-j.jp/jp/news_release/401879.html)